職場における熱中症対策④

 

 

 

 

 

 

9月に入り急に寒くなってきましたね。10月中旬の気候とのことですが、体調を整えるのもひとしおに感じております。涼しくなってきたことで、熱中症を忘れがちになりますが、まだ30℃近くの日もあるようですので、気を抜かないようにしましょう。今回で熱中症コラムは最後になります。最後のテーマは「労働者の健康状態」について説明いたします。

 

熱中症が発生するかどうかには、個々の労働者の健康状態なども大きく影響します。

持病をお持ちの方は特に注意が必要になっております。糖尿病については、血糖値が高い場合には尿に糖が漏れ出すことにより尿で失う水分が増加し脱水状態を生じやすくなること、高血圧症及び心疾患については、水分及び塩分を尿中に出す作用のある薬を内服する場合に脱水状態を生じやすくなること、腎不全については、塩分摂取を制限される場合に塩分不足になりやすいことに注意が必要です。

精神、神経関係の疾患については、自律神経に影響のある薬(パーキンソン病治療薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬等)を内服する場合に発汗、体温調整が阻害されやすくなること、広範囲の皮膚疾患については発汗が不十分となる場合があること等から、これらの疾患等は熱中症の発症に影響を与えるおそれがあります。また、感冒等で発熱している場合、下痢等で脱水状態、皮下脂肪の多い場合も熱中症の発症に影響を与えるおそれがあります。

さらにコロナ禍でいろいろ業務に支障が出ている場合もあるかと思いますが、安全配慮の観点からも従業員の安全と健康の確保が出来ているか今一度、職場環境を見回してみてはいかがでしょうか。

(酒)

 

厚生労働省 熱中症関連情報    参照 熱中症関連情報 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

環境省   熱中症予防情報サイト 参照 環境省熱中症予防情報サイト (env.go.jp)